AIによって生徒を教育することは、すでに一部で現実化しています。しかし、日本全国の教育機関で導入したとしても、すべての教師をAIが務めることはあり得ないといえるでしょう。生徒1人1人の指導を行うことは、AIによって可能といわれています。しかし、すべての生徒を学習させるに当たり、AIがすべてを管理することは難しいことも想定される問題です。理由の一つとして、タブレットやパソコンによる教育に飽きてしまう生徒もいることが挙げられるでしょう。どれほどAIの指導が的確であったとしても、パソコンやタブレットを使わなければAIの指導は受けられません。子供が飽きて触ることをやめてしまえば、その生徒に対する教育は行うことができなくなります。人間の教師の出番として、いかにしてパソコンやタブレットで飽きないように学習のためのサポートを行うのか、また、子供がやる気になるためのサポートをどのように行うべきかが課題となります。さらに、人間同士のコミュニケーションを実施する能力を高めるポイントは、AIでは教えられない部分といえるでしょう。AIに生徒の特性を教えることも教師の役目として、今後も人間の教師の出番は大きいと期待されています。