高等教育において大切なことは、興味や関心のあることに対し、時間をかけてじっくりと掘り下げていくことです。特に、文献に当たることはとても重要なことであり、古典に触れることもまた視野を広げてくれます。読書経験が知識の枝葉を広げる役に立ち、そこからまた新たな発見があるかもしれないのです。高等教育で必要なことは、基礎力と発想力です。この基礎力というのは往々にして軽視されてしまうことがありますが、共通の認識として基礎力が問われることが多く、その基礎がしっかりしていなければその上に積み重ねていっても地盤が緩くなってしまいます。その基礎力がしっかりとした上で求められるのは発想力です。新しい見方や発想の転換が行われることで、新たな道理を導き出すことに繋がります。人と同じことをしているだけでは、その他大勢に埋もれてしまうことになります。しかし、キラリと光る発想力を有していれば、他者と差別化を図る事ができます。