教育論には、模範を示すことも謳われています。大したことをしたわけでもないので、お礼を言われたいとは思わないものでしょうが、舌打ちされるような悪いことをしたワケでもないのに、自らの料簡の狭さに落ち込むこともあります。それでも模範を示すことを止めないことは、お子さんがいる家庭教育では重要ではないでしょうか。現代のように、合理性が追及され、人との交わりが少なくなりつつある社会では、幼児教育の大変さもあるはずです。子どもが教わり、育つためには、親の力だけではムリもあります。小さい頃から多くの人の手にかかることにより、健やかに成長ができるのが本音です。それなのに、周りに無関心という大人の姿がまだまだ目立ちます。教育者は堅物な人が多いイメージですが、男も女も大切なのは笑顔だといいます。そういう大人の表情を見て子どもは育ちますから、苦しくともツラくとも、できる限り子どもの前では笑顔を絶やさないことに努めましょう。